広島パイオニアクラブは前身の「山岳会広島パイオニア」の創立50周年を機に、平成22年4月、再結成し広島県山岳連盟に加盟した団体です。28年12月末現在の会員数は、家族会員含めて29名となっています。
ここ20年は会員の年齢も、やや高齢化となり、例会山行も参加者の減少や、集会の集まりも心もとない状況でした。一時、山岳連盟からの脱退時期もありました。新会の結成後も、どのような会の運営にすればよいかを模索する日々でした。
一年目はとにかく、一回/月の里山歩きの例会でスタートしました。担当の係もなるべく、全員に携わってもらうことで、参加意識を高めてもらうように、努めました。係は必ず、報告書を提出してもらうこと、集会への積極的な参加を呼びかけました。2年目からは例会山行を2回/月に増やし、一回は近郊の里山、もう一回はややハードな山行や、沢登り、積雪期山行を設定し、個人山行もそれぞれのレベルに応じて自由に行動してもらうようにしました。但し、安全登山に対する高い意識を継続してもらうため、概ね県外への山行は、計画書の提出を義務付けています。
また、岳連主催の講習会・研修会等、スタッフも含めて積極的に参加し、技術の向上にも努めていきたいと考えています。近年、問題となっている、いわゆる遭難対策への取り組みも、これからの課題とし、安全登山への社会的な貢献ができればと考えています。
集会は毎月第4木曜日、19時から、西区区民文化センター小会議室で行っています。各々の意見を尊重し、開放的な会の運営を目指し安全で楽しい登山活動を実践したいと思っています。また、新しい仲間も募集中です。ぜひ我々と山行を共にしませんか。お待ちしています。
広島パイオニアクラブ 会長 堀内輝章