日 時  平成29年8月9日(水)~12日(土)
参加者  佐々木克,佐々木比,後藤,橋詰,

【行動記録】
8月9日(水) 7:24 上高地発-横尾-11:00 槍沢ロッジ
8月10日(木) 5:35 槍沢ロッジ-水俣乗越-北鎌沢出合い-13:50 北鎌のコル
8月11日(金) 4:20 北鎌のコル-独標-13:00 槍ヶ岳-14:10殺生ヒュッテ
8月12日(土) 5:20 殺生ヒュッテ-12:15 上高地-(帰広)

【行動経過】
中高年が行く北鎌尾根
今回の山行は、中高年の体力と気力をメインに集中させるため、前後の行程は余裕を持った計画とした。
初日は夜行運転で睡眠不足なので、槍沢ロッジまでとした。上高地から横尾までの道は穂高や槍ヶ岳に向かう人たちが勢いよく歩いていく。我々は見事なまでにすべてのパーティーに追い越されながら歩いた。天気は最初小雨だったが昼前には青空が見え始めた。
二日目は北鎌のコルまで。予定では約7時間程度だが、水俣乗越までの登りと北鎌沢の登りが合わせて1000m程度ある。天上沢への激下りもあり手ごわい。

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朝から天気が良く、天上沢から見上げると独標から槍ヶ岳への稜線が青空に映える。

北鎌沢は水量が多くほとんどコル直下まで水が流れていた。沢登りのような感じで登り、コルに到着すると、待っていたかのように小雨が降り始める。急いでテントを張る。

 

 

 

 

三日目、今回の核心部。天気が心配だったが、雨は降っていない。ガスが多く眺望はないが、前日のように強い日差しに体力を奪われないのは助かる。

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ハイ松帯の急登を天狗の腰掛まで登ると、霧が流れ、突然目の前に見上げるような独標の稜線が現れた。岩峰が霧の中に浮かぶ中国奥地の水墨画のようだ。そそり立つ岩峰に圧倒されながら、黙々と独標の取り付きに向かう。ここからが本番だ。

 

 

 

 

 

独標のトラバースからチムニーの登り、スラブ帯の直登、稜線の岩稜登りとクライムダウンなど、動画やブログで得た情報通りの場面が次々現れる。しかし、それらは部分に過ぎない。全体から見れば書かれていない箇所がほとんどだ。踏み跡を見失うザレ場や足元が流されるザレ場の通過。踏むとすぐ崩れる脆い岩場などがたくさんある。それらはとても厄介で危険だ。

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北鎌平まで来ると岩は安定してくる。このあたりで霧も少し晴れ、やっと槍ヶ岳の頂上が見える。頂上直下のチムニーも見える。急な岩場の中にルートが見出せるか不安になる。

 

 

 

 

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結果的にロープを出す場面がなく、休憩を多くとったが槍ヶ岳の頂上には思ったより早く登ることができた。頂上へは女性陣に先に登ってもらい、一般登山客の拍手の出迎えを期待したが、単に驚かれただけで期待はずれだった。
ガスで頂上からの眺めはないが登山客は多く、下りの梯子は順番待ちだった。

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下山は殺生ヒュッテに泊まった。北鎌尾根の興奮が冷めない夜、一人一枚の布団でゆっくり余韻に浸ることができた。