日時:2016年8月10日(水)夜~16日(火)

参加者:森木、坂田、会員外2名

行程:8月10日(水)瀬野駅スタート

11日(木)☀ 立山駅 =美女平=室堂~一ノ越~獅子岳~ザラ峠~五色ヶ原キャンプ場(泊)

12日(金)☀ 五色ヶ原キャンプ場~鳶山~越中沢岳~スゴの頭~スゴ乗越小屋~間山~北薬師岳~薬師岳~薬師岳山荘(泊)

13日(土)☀ 薬師岳山荘~薬師峠~太郎平小屋~薬師沢小屋~雲ノ平キャンプ場(泊)

14日(日)☀のち☁ 雲ノ平キャンプ場~祖父岳~岩苔乗越~ワリモ岳~鷲羽岳~三俣山荘~三俣蓮華岳~黒部五郎キャンプ場(泊)

15日(月)☁のち☂ 黒部五郎小屋~黒部五郎岳~赤木岳~北ノ俣岳~太郎平小屋~折立=立山駅=富山(泊)

16日(火)富山=広島

ログデータ:http://yahoo.jp/BqutbU

(データ量が多く、間引いているため距離、累積標高は正確ではありません。)

概要

当初は立山から入って薬師岳を越え、雲ノ平から水晶岳、そのまま読売新道を下りる計画を立てていたが、結果的には「変型・北アルプスダイアモンドコース」みたい(?)なルートになった。

10日の夜、いつものごとく仕事を終えてから、北陸道を立山目指して走る。順調に朝6:00には着いたものの、さすがに山の日!!駐車場は河原のそば、ケーブルカーは長蛇の列で、乗れたのは7:50の便。結局、室堂を出発したのは9:00だったが、徹夜の運転を考慮して初日は五色ヶ原までと決めていたので、焦らずのんびりペースで一ノ越を目指す。一ノ越から雄山を目指す渋滞を尻目に誰もいない右手のコースへ。ここからは静かな山が続く。龍王岳、鬼岳を巻き、最初のピーク獅子岳へ。前方には目指す五色ヶ原の雄大な台地が見える。そして、佐々成政が越えたという有名なザラ峠を越え、急登を詰めると見渡すばかりの平原、五色ヶ原へ。山荘で取りあえず乾杯してから、10分ほど下ってキャンプ場へ。最近は混雑してて、空いたスペースを必死で探すことが癖になっていたが、ここはどこでもOK。水も豊富な快適なキャンプ場で1日の疲れを癒した。

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12日3:00、空は満天の星空。今日は長丁場となるため、早々にテントをたたんで4:00にはスタート。鳶山に上る途中に朝日が顔を出す。今日も雲一つない晴天。鳶山から一旦200mほど激下り、同じほど登り返して越中沢岳に到着。ここで各自、朝食タイム。しかしこの時点ではまだ、ここから始まる修行の怖さを誰も知らなかった。幾度も急降下と上昇を繰り返した後、ヘロヘロになってようやくスゴ乗越小屋に到着。エスニックな音楽が流れる異空間で大休憩。既にここに泊まってもいいというメンバーも出るほど、消耗していたが気を取り直して、遥か彼方の薬師岳を目指して再出発。しかし、ここからが長かった。北薬師岳まで標高差600mは登りの連続、晴天の日射が容赦なく照り付ける中、最後の登り返しで2,926m薬師岳頂上へ。久しぶりにしばらく動けないほど消耗を経験した。ここまでで大幅なタイムオーバーのため、薬師峠キャンプ場は断念して、急遽、薬師岳小屋に無理を言って素泊まりさせてもらう。山荘着は17:00過ぎ、実に13時間行動の長い1日になった。ちなみに私はこの後、ビールは飲めるが、食べ物は一切受け付けないという、熱中症なのかアル中症なのかわからない状況に陥り、早々に寝込んでしまった。

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13日5:30、昨夜のうちにコース変更と言う大きな決断をして、少し遅めの出発で薬師岳山荘を後にする。今日も暑くなりそうな晴天だが、快調に薬師峠、太郎平小屋まで下り、ここで朝食。昨晩は部屋の中で猛牛が暴れていたので、良く寝られなかったはずなだが、10時間以上横たわっているだけで不思議と体力は回復している。初日から分担の食料が減るたびに、誰かの新たな食料を持たされて荷物は一向に軽くならないが、それでも薬師沢小屋までは比較的早いペースで下りる。そして、ここから雲ノ平までの急登は意図したスローペースで消耗を抑えて木道の末端へ。カラカラに乾いたアラスカ庭園を横目に、全員無事に雲ノ平へ到着。テン場は大混雑していたが、水場の横に何とか設営。暮れていく秘境の風景を楽しみながら、お決まりの酒盛りののち、今日は静かに就寝。

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14日6:30、既に多くのテントが撤収されている中、祖父岳に向けて出発。朝一番の急登は堪えるが、山頂からの眺めは素晴らしい。入山した立山は遠く、目の前には槍穂の峰々。そして、相変わらず薬師岳はデカい!!水晶岳や赤牛岳には再会を期し、岩苔乗越からワリモ岳に向かう。形の良い鷲羽岳の稜線を登る。まぁ、しんどいって言えばしんどい登りだが、薬師岳に比べれば・・・あっという間に乗り越える。三俣山荘までの長い下りを経て、山荘で昼食(うどん)にありつく。三俣蓮華岳は巻かずに山頂を目指す・・・途中で後悔しているメンバーもでたが、ガスの出てきた山頂を経由して、黒部五郎小屋までの長い坂を下りる。テントを設営してから、静かな草地に佇む黒部五郎小屋の前でビールを飲みながら、今日1日を振り返り心地よいひと時を過ごす。そしてテントで第2ラウンド。4日間を通して食料係、森木さんの乾燥食材で工夫した美味しいご馳走に随分助けられた。そして、今日も大いに飲んでしまった。日が暮れて、この山行で初めて雨がテントを叩いたが、気にもせず熟睡した。

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15日4:30、今日の朝食は、通称「ヤギ飯」のシリアル+スキムミルク。案外イケルのでビックリ(@_@)。今にも降りそうな空のもと、黒部五郎岳のカールを目指す。生憎ガスがかかっているが、それはそれで幻想的なカールを登っていく。途中、雷鳥の親子にも出てきて、近くで餌を啄んでいる。カールの壁をゆっくりと登り、黒部五郎岳の肩にザックをデポして、山頂を目指す。証拠の看板を持ってなければ、どこか分からないようなガスの中、記念撮影し早々に移動する。中俣乗越を越えた頃から雨になる。赤木岳、北ノ俣岳は通過しただけで、ただひたすら太郎平小屋を目指す。ようやく太郎平小屋に着いたところで、バケツをひっくり返したような大雨になったので、小屋の中でラーメンを食べながら小降りになるのを待つ。12:30、タイムリミットとなり折立に向けて下降を始める。後は富山での生ビールと白エビだけを楽しみに、ひたすら修行のように3時間歩き、15:30にタクシーの待つ折立に到着した。その後、立山で車をピックアップし、たどり着いた富山で新鮮な海の幸と清酒「立山」を痛飲したのは言うまでもない。

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お盆の混雑を避けようと立てた計画が的中し、久しぶりに静かな山の中にどっぷりと浸った山行が出来ました。体力的にはしんどい場面もありましたが、見事なチームワークで乗り越えた思い出深い山行となりました。ご一緒した皆さんに感謝!

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20160811-15立山~奥黒部縦走

トラックグラフ

坂田記